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なぜベトナムなの?
 
 
日本政府のサポートとWTO加盟により飛躍的な経済成長が見込める

2003年夏、JETRO主催のベトナム投資・市場開拓ミッッション団の一員としてホーチミンにてチェット・前ホーチミン市党書記と、ハノイにてカイ・前首相と会談しました。ミッション団員のほとんどは、日本の中小製造業に従事するオーナーの方々で、ベトナムへの工場進出を検討するツアーでした。ベトナム政府の甚大な歓迎と、JETROのベトナムへの工場誘致を勧める熱心なアプローチは、目を見張るものがありました。

私見ですが、JETRO(日本政府?)がベトナム投資を強力に推奨するのは、今後の対中国、対アセアン外交戦略からによるものではないかと思います。
具体的に説明すると、経済、軍事の両面で力を増してきている中国と一定の距離をおき、その中国をけん制する意味でも、ベトナムを含めアセアン諸国連合と密接な連携を図っていくことを視野にいれているのではないかと思います。中国に隣接するベトナムは、南沙諸島の領有問題などで中国と対立しており、日本にとって今後も友好関係を継続していく事ができる国であると考えているのではないでしょうか。
実際に、日本の2003年度の対ベトナムODA約束額は917億円、他国からベトナムへの援助約束の約30%に相当する金額を援助しています。
もちろん日本は1番の援助国です。

一方、中国もアセアン諸国との貿易の玄関口をして、ベトナムとの関係を見直してきています。
2010年にはアセアン−中国自由貿易協定(FTA)が発効する予定です。2005年、中国首脳部とルオン・前ベトナム大統領との間で、中国とベトナムが2010年までに貿易額を現在の2倍にする約束が交わされました。中国と国境を接するベトナム(ハノイ)がアセアンとの中間点として発展していく事は間違いないと思います。
今後の対アセアン戦略の中で、日本、中国、その他先進国はベトナムに、その中間点としての利用価値から、さまざまなアプローチを繰り広げていくのではないでしょうか?

更に、ベトナム政府は、年内(2006年)を目標に世界貿易機関(WTO)入りをめざしています。
既に、日本、中国、韓国、欧州連合(EU)、シンガポールなど主要貿易相手国との2国間合意を取り付けております。早期WTO加盟をめざし、最大の貿易相手国である米国との2国間合意成立に向け2005年にカイ・前首相が訪米しました。ブッシュ大統領は、ベトナムによる世界貿易機関(WTO)入りを支持する方針を表明し、今後、ベトナムのWTO早期加盟に向けた2国間協議の推進を図ることを約束しております。
ベトナムのWTO加盟は秒読み状態になってきていると思います。ベトナムの今後の加速度的な経済発展は目前に迫ってきていると思います。
 
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